明石市、加古川市、神戸市周辺で老舗ラーメン屋の一つはラーメン2国さんといわれているようです。現在はチェーン店として展開している2国さんですが、ラーメン玉津さんは1977年に明石市に屋台として出店していたラーメン2国先代の味を引き継いでいるとのことです。
ラーメン2国さんも、もちろん美味しいです。
ザ・年季。
店内はカウンター10席ほどです。いつも行列は並んでいるそうですが、時間帯によってはすぐ入店できるそうです。今回は先客はいましたがすぐ入店できました。お味を求めて遥々訪れたのでしょうか、駐車場に他府県ナンバーをいくつか見かけました。
肉厚あるたくあんや香辛料。
今回はチャーシューメンが着麺されました。蓮の葉のようなお姿と黄金色のお出汁は菩薩の光輪のような輝き。
レンゲにお肉がはみ出して乗っていますが、「はみ出すほどの美味しさ」のサインなのでしょう。
背脂がのっていますがお味はあっさりしています。飲み干せる出汁は美味しい拉麺の特長であります。
ラーメンの温度、麺の色や形状にすする音、口腔状態、食事の時の氣分や感情、過去の味覚の記憶、先入観を交えながらそれぞれ無意識に、あるいは意識的に食します。
自由自在にクネクネしている麺、私達の人生もこのように自由であったら理想的です。しかし葛藤があるからこその人生ですので理想はあくまでも理想なのです。ラーメンは人生の儚さを麺の形よって時に語るのです。もはや哲学の域です。
昔ながらのラーメンといった味付けですが、大当たりの味わい深さでした。新たな執着を生み出すこの世の賜物でした。
ここで、おまけ情報です。
ちょっと面白いな、とおもったのでご紹介します。
神戸市西区のラーメン玉津さんから南下した明石市に伝説のラーメン屋、赤鬼笑店さんがあります。
噂で聞いた程度ですが、店主さんの氣分?で開店しているらしく、オープン日や時間帯は未定です。個人的に訪れたことはなく現場を体験していませんので詳細不明です。マップクチコミ欄より、オープン時間帯は夜21〜朝4時との情報もあります。機会あれば食してみてはいかがでしょうか。
本日もお読み頂き有難う御座いました。