初めての方で何もわからなくても参加可能なのは嬉しい限りです。
基本的に月に1度されているようです。
AM10時30分集合ですが、実のところ参加や帰るお時間は自由です。
自然を味方にする農業とはいかなるものでしょう。
緑がたくさんで清々しいです。800万の神々がひょっこり姿を現すかも。
こちらで学びの説明をされます。
ホームページによると、赤目自然農塾の創設者は川口由一さんです。現在の運営は法人化、組織化、規則、形を定めず、必要な物、人、お金に依存せず自立自営で成り立っているそうです。
壁に並べられた掃除道具。
建物に使う木材と木材の接合です。
ずらりと農具があります。
耕さず、肥料農薬をもちいず、草々虫たちを敵にしない、自然の営みに沿っています。
鎌で雑草を一センチほど借ります。その雑草をたい肥にするのです。詳しくは現地で学びましょう。
畑のすぐ傍に河があります。
手づくりの橋がありました。
マルチシートでしょうか。まるで野鳥の巣です。
集めた石ころ達。
材木の採寸とり。本日は建屋を創るための作業をしました。
のんびり和やかムードの中、皆で交代しながら楽しく作業していました。
大工さんのツールです。他の道具も観ましたが職人さん手づくりもあり精巧でした。
ノコギリは引いた時に切れます。これは基本ですが、最近は電動ノコギリ仕様が目立っているせいかノコギリの使い方さえ知らぬ人もいます。わからなくても1からお勉強しましょう。
廃材は大切に保管しています。他の用途に。
宿泊
一泊する事になったので場所移動しお宿に集まりました。他の数人は温泉に向かってからこちらへ伺うとのことでした。
宿泊する民家です。
民家から外側の自然豊かな通路です。緑たくさんで美しく、しばらくぼんやりみとれていました。
びっしり。
敷地内から見える田んぼ。眺めは良いですが、写真手前は男性用お小水の場所です(笑)
水場です。レトロ感満載。
生け花が飾られていました。
学びの他、夕食、次の日の朝食、お昼ご飯、三食と一泊、すべて込みで1,500円です。このご時世に良心的な参加費だとおもいました。
あっさりしたお味噌汁。これ、皆でお手伝いして調理します。
お野菜です。お肉やお魚は省かれていました。
ご飯を食べた後、皆で学びを和やかに分かち合います。
全員同じ部屋で合宿のようにお泊りします。朝は皆で分担してお布団畳やお掃除をします。
お風呂はありますが男女皆でシェアします。山水仕様なので量が限られており、お水を大切にしています。ここへ寄る前に温泉へ行った方々がいらっしゃったのに納得です。シャワーやお風呂で流し放題の生活をしているとお水の有難みはわかりません。当たり前が当たり前ではなくなる感覚は刺激的でワクワクします。
朝食。
シンプルなオーガニックブレッド。身体に優しそうです。
嬉しいお野菜です。
イスラエル料理のフムスでしょうか。
お昼ご飯用にたんと創ったご飯をお弁当に頂きました。
感想
以前から、とあるコミュニティで赤目さんの話を伺い、興味はあったのですが、来ることになったのは数年後となりました。
社会はピラミッド型の構造となり、私達はいわば隷属しています。上司から部下へ嫌な事でも命令ならば我慢して指示を従うことが常でしょう。職場で他人を犠牲にし自分は生き延びる為に少しでも楽な仕事を、その事について目をつぶることもあるでしょう。
会社で、人は駒に過ぎず「役に立つ」か「役に立たない」かの二択の存在です。私達は病気や怪我等で使えなくなれば会社から見放されるシビアな運命にあります。大抵の社内ではストレスにより他人のよろしくない噂をする不健全な人もいるでしょう。
また、一般的な生活をしていると、ライフラインである電気ガス水道は毎月支払う義務が発生します。この生活は望むならば死ぬまで続くでしょう。
テレビや動画サイトをみれば購買意欲を高める為のCMが毎日流れます。すべてはお金です。私達は、自ら創り出す生み出す事ではなく、お金が生きる糧と信じ込まされています。利害関係ある一般社会では、人と人は仲違いを起こすこともあり、本来人間の備わっている平等や平和、協力、協調性を忘れがちです。
定年越えて職を失い暇になり、近所の勤めのある人達に朝から空気も読まず無駄話や奇行を放ち続ける迷惑老人になるなんて不健全で、そんな老後なんてまっぴらご免です。自身が存在してる以上、周囲も明るく楽しく建設的になる未来を描きたいです。
この構造をじっくり俯瞰して以来、奴隷生活から抜け出し、人間的に満足し幸せに気持ち良く過ごせる人生はないだろうか?と理想を模索していました。
根本的に厳密に答えると、制約上の「自由」は存在しますが、いつも心は自由で満足する状態なんてあり得ません。例えるならばSNSのような良い事ばかりのハイライトシーン連投のような乖離した人生などありえないということです。生きている限りは不快感も有り快感もあるのが現実的な人生であります。ですが理想に近づく所望です。
今回参加して、この自然農を生活に取り入れて心地よく満たされる生活が出来ないかと考えるようになりました。実践はもちろん勇気が伴いますが...。
赤目さんはためになる学びかとおもいます。